屋根勾配 ( やねこうばい )

屋根勾配とは、屋根を仕上げるときの角度のことで、屋根の傾斜の度合いを示すものです。

屋根勾配を表す時には60度などの『角度』は使わずに、4寸勾配(4/10)や6寸勾配(6/10)というように、底辺を10としたときの高さを表す特殊な角度を使用します。屋根の勾配は、建築物の用途、外観や屋根瓦材料の種類と形状、寸法、性質、その土地の風速、雨量、積雪量などの気象条件によって決められます。例えば瓦屋根にする場合は、勾配が緩いと瓦と瓦の間から雨が吹き込んでしまうため、4寸以上の勾配が必要となります。

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輸入住宅 ( ゆにゅうじゅうたく )

「輸入住宅」には、明確な定義がありません。
輸入住宅の輸入・建設・販売などを行っている企業などで構成された業界団体「輸入住宅産業協議会」では、「海外の設計思想による住宅を、資材別またはパッケージで輸入し、国内に建築する住宅」としています。

輸入住宅、人気の理由

輸入住宅の魅力は、デザイン性、機能性、快適性の三点といえます。

個性的な佇まい、素材の質感などが魅力のデザイン性

デザイン性については、従来の日本の家屋には無い個性的な佇まいや素材の質感などに魅力を感じる人が多いようです。大きく分けて北米系と北欧(ヨーロッパ)系に分類されます。しかし、デザインを西洋風にしただけでは「輸入住宅」とはいえません。

高い機能性 気密性・断熱性・遮音性に優れています

なんと言っても最大の魅力は機能性の高さ。一般的な輸入住宅の構造は、耐久性・耐火性・耐震性に優れているばかりでなく、気密・断熱性能や遮音性も高く、夏は涼しく冬は暖かい住まいを実現します。そのため、省エネ効果も期待できます。

ゆったりとした間取りとバリアフリー仕様を多用して、開放的で快適なお住まい

また、快適性と一言で言ってもピンと来づらいかもしれませんが、具体的にはゆったりとした間取りとバリアフリー仕様の多用が特徴といえます。輸入住宅は間仕切りが少なく、開放的な空間となっている場合がほとんどです。欧米の家具が日本のものに比べて大きいのも、住宅のこうした特性によるものです。

輸入住宅の工法と特徴

日本の在来工法は【軸】で、輸入住宅の工法は【面】で支える構造

輸入住宅は、2×4(ツーバイフォー)工法や木質パネル工法が主に採用されています。分かりやすくいうと、日本の在来工法が柱・梁などの【軸】で支える構造なのに対し、輸入住宅の工法では床・壁・天井などの【面】で支える構造であるということになります。この構造が、広々とした空間や、耐震性・気密性・断熱性・遮音性の高さを生んでいます。更に、ほとんどの輸入住宅で複層ガラスと分厚い断熱材を採用し、気密・断熱・遮音性能の効果をより高める工夫がなされています。 また、設計の基準寸法が日本の尺モジュール(910mm)ではなく、フィートモジュール(1200mm)やメーターモジュール(1000mm)が用いられるため、ゆったりとしたワイドな住宅のつくりになります。

何世代にもわたって永く暮らすことが前提となる「100年住める家」

輸入住宅は主に木材を資材としているため、火に弱いのではないかと思われる場合もありますが、木は太くなればなるほど熱伝導率が下がり、燃え広がりにくくなります。輸入住宅の床・壁・天井は、分厚い木材が使用されており、更に壁の中にファイアーストップ材が組み込まれていることがほとんどであるため、高い耐火性を発揮するのです。 資材には、北欧や北米などの森林資源豊かな国々で育まれた、含水率が高く、よく乾燥した木材をしっかりと防虫・防腐加工している品質確かなものを使用するため、耐久性にも優れた「100年住める家」を実現できるというわけです。 こうして、機能性や快適性にこだわった住宅となっているのは、海外では、何世代にもわたって永く暮らすことが前提とされているためです。

主なハウスメーカー

東急ホームズ

北米スタイルの「ミルクリーク」シリーズで有名。2×4(ツーバイフォー)工法を更に発展させた2×6(ツーバイシックス)工法で、耐震・制震性、気密性、断熱性、遮熱性を更に高めた高性能な住宅が人気。木製サッシや内部ドアなども北米から輸入するなど、細部へもこだわっています。また、標準仕様で「長期優良住宅」に対応しており、住宅ローンや固定資産税の減税などの優遇措置を受けられます。坪単価は50〜60万円ほど。

スウェーデンハウス

輸入住宅ではトップのハウスメーカー。その名の通り北欧スタイルの住宅で、特に北海道などの寒冷地で高い人気を誇っています。木質パネル工法で、木製3重ガラスのサッシ、スウェーデン産の高品質な木材、2×4(ツーバイフォー)の1.6倍もの断面積を持つ骨太の木を使った、高気密・高断熱の住宅を実現。また、ユニバーサルデザインを取り入れた自由設計も可能です。地球温暖化防止活動環境大臣賞や、ハウス・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、社会的にも注目されています。坪単価は80〜100万ほどとお高め。

三井ホーム

業界大手のハウスメーカー。木造耐火4階建住宅や、木造の医療施設や学校などの大規模施設の建設などで注目を集めています。2×4(ツーバイフォー)工法を独自に発展させた2×6(ツーバイシックス)ウォールのプレミアム・モノコック構法を採用し、住宅のデザイン性の高さにも人気があります。注文住宅を売りにしていますが、規格住宅や準規格住宅の商品ラインナップも充実しており、幅広い商品群から選ぶことができるのも魅力です。坪単価は55〜90万円ほど。

住友不動産

都市開発、超高層ビルや高級マンションの建設、オフィスビルの賃貸などを主力とする大手総合ディベロッパー。標準仕様で「長期優良住宅」に対応するウッドパネル工法、「100年で考える、木の家」を謳い文句にしたウッドパネルセンチュリー、耐震性に優れた2×4(ツーバイフォー)工法、断熱性・遮熱性に優れた2×6(ツーバイシックス)工法などを採用しています。グッドデザイン賞を何度も受賞しているデザイン性の高さも売りの一つ。土地探し、注文住宅、リフォームなど様々なことに対応できる事業の幅広さも強みです。坪単価は40〜60万円ほど。

セルコホーム

宮城県仙台市で発足し、現在はFC(フランチャイズ)システムで全国展開しています。カナダの輸入住宅に特化していることが最大の特徴。2×6(ツーバイシックス)工法を採用し、カナダの現地工場でほとんどの部材を製造し直輸入する方法をとっているため、適正価格を実現しています。寒冷地であるカナダの家づくりから学んだ、世界基準の高気密・高断熱の住宅が比較的リーズナブルに建てられることが支持されている理由です。坪単価は40〜70万円ほど。

インデュアホーム

FC(フランチャイズ)システムで全国展開する、輸入住宅に特化したハウスメーカーです。モノコック構造の2×4(ツーバイフォー)工法を採用。地震の揺れを約4割減震できる制震装置「J-NVA(ジェイネバ)」を搭載し、保証やアフターもしっかりしています。「世界にひとつだけの住まい」をコンセプトとし、渦巻き階段、ロフト空間、暖炉など、個性的で遊び心溢れるデザインも魅力のひとつ。よくある欧米風だけでなく、アジアンリゾート風の住宅がラインナップされていることも特徴です。天然無垢材などこだわりの資材を世界中から直輸入するなど、細部にもこだわっています。坪単価は55〜80万ほど。

インターデコハウス

北海道に本拠地を置き、FC(フランチャイズ)で全国展開しています。南仏、北欧などヨーロッパの住宅をお手本にしたおしゃれな外観が特徴。耐震性・耐火性・耐久性に優れ、自然災害にも強い、北米式プラットホームフレーム工法を採用しています。こだわりの部材を直輸入するだけでなくオリジナルで開発・提供したり、キッチンや洗面所にはタイルを標準仕様としたりするなど、装飾を重視したデザインなので、とことんかわいい、おしゃれな家を建てたいという方にはぴったり。インテリア雑誌などでも多く取り上げられています。カーテンや照明まで含めたオールイン価格表示や、多彩なプランから選べるパターンオーダーシステムで価格が分かりやすいのも嬉しいところ。坪単価は40〜60万円ほど。

アーデンホーム

FC(フランチャイズ)システムのハウスメーカー。アメリカン2×4(ツーバイフォー)工法を採用し、耐震・耐火・耐風・耐久に優れているばかりでなく、日本の風土に合わせた個性的な輸入住宅をローコストで建てられます。ロフトを利用した3階建て住宅なども商品ラインナップに加え、都市部の狭小地でも自分好みのおしゃれな輸入住宅を建てたいという希望を叶えてくれます。家具建具の施主支給も対応してくれるので、価格を抑えながらも自分の理想の家を追求することができるのも魅力。坪単価は30〜50万円ほど。

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容積率 ( ようせきりつ )

「容積率=延床面積(床面積の合計)/敷地面積」
敷地面積に対する、建築物の延べ面積の占める割合のことを容積率といいます。都市計画上、空間を有効活用することや、良好な市街化形成を図ることを目的として規定されています。

例えば敷地面積が60m2で容積率が150%の場合は延床面積すなわち1階2階の床面積の合計(延床面積)で90m2建てることが可能です。
例えば、1階床面積45m2、2階床面積45m2の建物が建築可能となります。
この「容積率」の数値が大きいほど、大きくて広い建物が建築可能です。住居系の用途地域は容積率が低く、商業系の用途地域は容積率が高くなっています。大きいビルや高いビルなどは、ほとんどの場合商業地域に建築されています。

また、容積率は都市計画によって定められた最高限度のほかに、敷地の前面道路の幅員が12m未満の場合,その幅員によっても制限があります。

住居系の用途地域の場合、前面道路の幅員のメートル数に0.4を掛けた割合、その他の用途地域の場合、前面道路の幅員のメートル数に0.6を掛けた割合以下でなければなりません。用途地域ごとに都市計画で定められた割合と、前面道路の幅員により計算された割合のうち小さい方がその敷地の容積率となります。
 

<参考>用途地域別 建ぺい率・容積率一覧表

  建ぺい率 容積率
第一種低層住居専用地域 30、40、50、60%のうち
都市計画で定める割合
50、60、80、100、150、200%のうち
都市計画で定める割合
第二種低層住居専用地域 30、40、50、60%のうち
都市計画で定める割合
50、60、80、100、150、200%のうち
都市計画で定める割合
第一種中高層住居専用地域 30、40、50、60%のうち
都市計画で定める割合
100、150、200、300、400、500% のうち
都市計画で定める割合
第二種中高層住居専用地域 30、40、50、60%のうち
都市計画で定める割合
100、150、200、300、400、500%のうち
都市計画で定める割合
第一種住居地域 50、60、80%のうち
都市計画で定める割合
100、150、200、300、400、500%のうち
都市計画で定める割合
第二種住居地域 50、60、80%のうち
都市計画で定める割合
100、150、200、300、400、500%のうち
都市計画で定める割合
準住居地域 50、60、80%のうち
都市計画で定める割合
100、150、200、300、400、500%のうち
都市計画で定める割合
近隣商業地域 60、80%のうち
都市計画で定める割合
100、150、200、300、400、500%のうち
都市計画で定める割合
商業地域 80% 200、300、400、500、600、700、 800、900、1000、1100、1200、1300%のうち
都市計画で定める割合
準工業地域 50、60、80%のうち
都市計画で定める割合
100、150、200、300、400、500%のうち
都市計画で定める割合
工業地域 50、60%のうち
都市計画で定める割合
100、150、200、300、400%のうち
都市計画で定める割合
工業専用地域 30、40、50、60%のうち
都市計画で定める割合
100、150、200、300、400%のうち
都市計画で定める割合
都市計画区域内で
用途地域の指定のない区域
30、40、50、60、70%のうち特定行政庁が
都市計画審議会の議を経て
定める割合
50、80、100、200、300、400%のうち
特定行政庁が都市計画審議会の議を経て
定める割合

*個別の建ぺい率、容積率については、市区町村役場の都市計画課で確認可能です。

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用途地域 ( ようとちいき )

用途地域とは、都市計画法の地域地区のひとつで、市街地における適正な土地利用を図るため、その目標に応じて12種類に分け、建築基準法と連動して、建築物の用途、容積率、構造等に関して一定の制限を加える制度のことです。

用途地域は、都市計画法によって定められています。用途地域というのは、その場所に建てられている建物の種類や用途などを示し、将来その場所がどんな街並みになるのかをある程度予測させてくれる法律です。地域によっては、道を一本隔てて用途地域の種類が変わることもあります。建築を計画をする際の大切な目安となります。

▼12の用途地域

第一種低層住居専用地域
第二種低層住居専用地域
第一種中高層住居専用地域
第二種中高層住居専用地域
第一種住居地域
第二種住居地域
準住居地域
近隣商業地域
商業地域
準工業地域
工業地域
工業専用地域

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用途地域 ( ようとちいき )

用途地域とは、都市計画法の地域地区のひとつで、市街地における適正な土地利用を図るため、その目標に応じて12種類に分け、建築基準法と連動して、建築物の用途、容積率、構造等に関して一定の制限を加える制度のことです。

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