私道負担

読み方:しどうふたん
売買 等の対象となる 土地 の一部に 私道 が含まれている場合の、その私道敷地部分のことを言う。

建築基準法 42条の道路となる私道以外にも、通行地役権の目的になっているようなものも含む。また、私道について 所有権共有持分 を持たずに、利用するための負担金を支払うことになっている場合や、将来生ずることになっている私道負担も私道に関する負担に含まれる。

不動産広告では、土地面積に私道の 敷地 が含まれているときには、「土地面積100m2(うち私道負担5m2)」などのように表記し、また、私道の 敷地 が周辺の所有者と 共有 の場合は「私道100m2、持ち分4分の1」というように、私道の全体面積と共有持分を表記する。(不動産の表示に関する公正競争規約15条)。

なお、 宅地建物取引業者重要事項説明 では、宅建業者に対して、取引の際には前もって「私道に関する負担に関する事項」を説明することが義務付けられている( 宅地建物取引業法 35条3号)。