マンション・一戸建て 比較

 マイホームを購入したいと考えたとき初めに悩むのが、”マンション”と”戸建て”ではどちらが良いのか、ということではないでしょうか。そこで、3つのポイントについてマンションと戸建のメリットやデメリットを比較してみたいと思います。

ポイント 1.価格および費用

 まずはいちばん気になるお金のコトを考えてみます。住宅ローン返済だけでなく、それ以外にかかる費用についても考えなくてはいけません。

住宅価格
 駅からの近さや広さが同程度ならば通常はマンションの方が安いです。日本では土地の価格が高いので、戸建はどうしても高くなってしまいがちです。マンションならば土地を共有することになるので、それだけ価格を抑えることができます。なお、土地と建物の価格の割合は戸建ではおよそ2:1、マンションでは1:2となっています。

管理費修繕積立金・駐車場代etc.
 マンションは共用部分を管理会社に管理してもらうため、管理費や修繕積立金を毎月支払わなければなりません。また、駐車場も有料であるケースが多いです。マンションの戸数や大きさによっても異なりますが、これらの費用は合計で月2万円~5万円程度。管理人さんが常駐だったり、共用施設が充実していたりすると高くなる傾向にあります。注意が必要なのは、管理費や修繕積立金は初めは安くても数年ごとに高くなったり、修繕時に一時金として支払ったりすることもある点です。

 一方、戸建では共有部分が無いので管理費はかかりません。敷地内に駐車スペースがあれば駐車場代もタダ。もちろん、戸建でも修繕に備えて修繕積立金だけは月に2万円程度は積み立てておく必要があります。

固定資産税都市計画税
 マンションは償却期間が約47年と長く、合計価格に占める建物価格の割合が大きいため、税金がなかなか安くなりません。戸建では建物の償却期間が約22年とマンションの半分程度なので、この期間が過ぎれば建物にかかる税金は微々たるものとなります。
 仮に30年間にわたって住むことを想定してみましょう。30年間で住宅ローン以外に必要な費用は、ある試算によるとマンションの方がトータルで実に500万円~1,000万円程度高くなるといわれています。退職後も跳ね上がった管理費などのコストがかかり続けることになる点には特に注意が必要です。

ポイント 2.住環境

騒音
 マンションは防音効果も高く、生活音が聞こえてくるというケースは無いといっていいでしょう。気になるとすれば上の階の音。小さな子供が跳ねるとドンドンという音は響いて聞こえます。逆に、自宅に小さな子供がいると下の階に響かないかという心配も生じます。一方で、高層階になると外の騒音は聞こえにくくなります。 楽器は不可あるいは昼間のみ演奏可などの条件が付くことがほとんどですが、それでも苦情が発生する例は多くあります。

 戸建では上下の階への気遣いといった心配は不要ですが、窓を開けていたりすると外の道路や近隣の住宅にまで音が筒抜けになったり、逆に外の音が気になったりすることはあります。

ペット
 マンションでは大型犬不可など飼える動物の大きさや種類に制限がある場合があります。また、鳴き声などがトラブルの原因となる可能性もあります。戸建では基本的には誰にも文句を言われることなく、自由に飼いたい動物を飼うことができます。

セキュリティ、プライバシー
 マンションでは管理人さんやオートロック・防犯カメラなどの設備があるため、不審者の侵入は難しく、安心して暮らすことができます。戸締りも玄関だけ気を付ければよいため、空き巣などのリスクも小さいといえます。 戸建ではこういったセキュリティ面ではマンションに及ばないため、不安に感じる人はホームセキュリティサービスなどをお願いすることになります。また、立地によっては外から室内が見えてしまうため、昼間でもカーテンを全開にできないということも考えられます。

共用部分の有無
 マンションでは管理費や修繕積立金を払っているので、共用部分の清掃や外壁の大規模修繕などは任せておくことができます。最近では、共用設備として郵便ポストや宅配ボックスが普及してきているほか、託児室やパーティルームなどが併設されているマンションもあります。 また、リフォームに関しても、共用部分については自由に増改築できないのはもちろんのこと、室内をリフォームするときでも管理組合の承認が必要な場合があります。

 戸建では当然ですが共用部分が無いためこういったサービスは受けられず、家の周りの掃除や修繕の手配なども自分たちで行わなければなりません。 共用部分が無いということは、リフォームも(法律の範囲内で)完全に自由に行うことができます。庭の手入れは、手間になることは確かですが、庭いじりが趣味になると思えばメリットとして捉えることもできます。

バリアフリー(階段の上り下り)
 マンションは室内の段差が少なく、お年寄りや小さな子供も移動しやすいといえます。また、洗濯機からバルコニーまで直線であったり、カウンターキッチンで料理をしながら子ども部屋の様子が見えたり、と生活しやすいように作られていることが多いのもポイントといえます。

 戸建では通常は階段があるため、年を取ると移動が難しくなる、洗濯物を持って階段を上り下りするのはキツい、といった心配が生まれます。掃除の手間も増えてしまいます。

気密性(暖房費)
 最近では戸建も高気密性を持つものもありますが、それでも一般的には冬になると戸建は寒いです。マンションは気密性が高いため暖かく、暖房効率も良いです。そのため特に冬場は戸建の方が暖房費が高くなってしまいます。

高層だと眺めがいい
 最近増えている高層マンションの高層階では”富士山”や”東京スカイツリー””花火”が見える、夜景がきれいなどということもあります。

ポイント3.資産価値

 戸建は価格のほとんどが土地なので、土地の価格が下がらない限り資産が目減りすることはありません。特に弊社で扱っている城南エリアでは土地の価格が下がりにくいため、3,000万円で買った土地なら年数を経ても3,000万円前後で取引できる見込みが高いです。

 一方、マンションの場合は価格のかなりの部分が建物の価格です。これは約47年で償却されますので、毎年2%ちょっと建物の価値が下落することになります。リフォームをしっかりしていたとしても、30年も経てば取引価格は半分以下になってしまうでしょう。売ること、貸すことを考えていても希望の価格には満たないかもしれません。

まとめ

 他にも戸建ては建て替えやリフォームなどの自由度が高いため、経年後でも売ったり貸したりしなくても土地を有効に利用することができるのもポイントです。また、決められたルールなども地域のものぐらいになるため全体的な自由度が高いと言えます。
 マンションの場合は決められたルールを守る必要があり、また管理組合への参加が必要だったりする場合もあるため、全体的な自由度は低いと言えます。しかし、管理人にある程度のことは任せることができるためルールと諸費用を払い続けることができれば楽に便利で快適な生活ができると言えそうです。

戸建に向いている人
・支払うことになるトータルの額をおさえたい
・気兼ねなく楽器を演奏したい、ペットを飼いたい
・子どもに資産を残したい

マンションに向いている人
・手間をかけずに安心・便利・快適な暮らしを送りたい

  価格 その他の
費用
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