中古住宅を選ぶ際の「隠れた本音」(戸建編)

 「中古住宅はなんとなく割安なのではないか?」「古いものを買い取ってリフォームするのが格好いい」そんな考えをお持ちのお客様も増えておられるようです。

 確かにテレビで特集されているような華麗なリフォーム術を見ていると、そういう思いをお持ちになるのもよくわかります。しかし、実は中古住宅自体は決して良いところばかりではないということをしっかりと踏まえたうえでお選び頂くのが良いと思います。

中古住宅を選ぶ際の注意点

 第一に、中古住宅には10年間の保証がつきません。そのため、購入後のメンテナンスコストが不明だというリスクがあります。また売りに出ている本当の理由が確約できず、思わぬ事情があると いう可能性が否定できないケースもあります。こうした事情から、中古住宅の資産価値については、購入に正確に見積もることが難しいというのが実情なのです。

 第二に、最近はやりの「リフォーム術」の中には、建築基準法違反(すなわち建築確認未取得)のケースも数多く見られ、最悪の場合、違法行為で取締りの対象になりますから、「リフォームするから古くても」という考え方ではなく、事前にどこまで、どのようなリフォームが予算と建築基準法の範囲の中で可能なのかということもしっかりと計画を立てておく必要があります。

 第三に、中古住宅は上記の点を踏まえ、現在の品質保証付、新耐震基準に合致した新築住宅に比べ、担保評価が出にくいという背景があります。よって、同じ総予算の中で新築と中古を併用して探す場合、中古住宅の方が自己資金比率を多く準備する必要があるといえます。

 住宅の性能一つ取ってみても、日進月歩で住み心地がよくなっています。 こうしたことから、よほどのしっかりとしたプランニングがない限りは、新築の住宅から探していかれるのが良いというのが本音としてお奨めしたいところなのです。

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