「百聞は一見にしかず」ということわざがあるように、実際に現地を訪れて自分の目で確かめることは、住まい選びでとても大切です。では、見学の際に何を確認すればよいのでしょうか。ここでは、現地で特に意識したいポイントを大きく4つに分けてご紹介します。

交通・アクセス
最寄り駅までの距離は図面でも確認できますが、実際に歩いてみると、街並みの印象や混雑の程度、信号の多さ、坂道の有無などによって「体感の距離」は変わることがあります。一般的に、広告などに記載される徒歩分数は80m=1分を目安に算出されますが、天候や時間帯、交通状況によって所要時間は変動します。
また、電車の乗り継ぎのしやすさや、朝夕のラッシュ時の混み具合も確認しておきたいポイントです。通勤・通学で毎日利用することを想定し、他に使える駅がないか、バス路線や便数はどうかなども、あわせてチェックしておくと安心です。

生活利便施設
日々の暮らしやすさを左右するのが、スーパーや商店街、銀行、郵便局などの生活利便施設が近くにあるかどうかです。普段よく利用する施設(買い物、通院、子育て関連など)を事前にリストアップしておき、現地で「距離」だけでなく「行きやすさ」も含めて確認しておくとよいでしょう。
たとえばスーパーは立地だけでなく、品ぞろえや価格帯、駐車場の有無などが生活に影響します。銀行や郵便局が遠いと手続きのたびに手間が増えることもあります。また、病院や交番などが近いと安心材料になりやすいです。特にお子様がいらっしゃる場合は、学区と学校までの通学路(交通量や歩道の有無など)も確認しておきましょう。
生活環境
室内の間取りや設備だけでなく、周辺環境も大切なチェックポイントです。窓から見える景色、日当たり、騒音、におい、夜間の雰囲気、周辺の人通りなど、実際に暮らしたときのイメージに直結します。可能であれば、曜日や時間帯を変えて現地を見ると、より実態に近い判断ができます。
また、特に確認しておきたいのが隣地や周辺の開発予定です。近くに空き地がある場合や、古い建物が建っている場合は、将来的に建て替え・開発が行われる可能性があります。工事が始まると、一定期間の騒音や車両の出入り、日照や眺望の変化、人通りの増減など、生活環境が大きく変わることもあるため、担当者に確認するなどして念入りにチェックしておくと安心です。
物件自体
物件内部を確認するときは、実際の暮らし方を具体的にイメージしながら見ていきましょう。たとえば、お子様の帰宅後の動線、買い物から帰ったときの荷物の置き場、家族がくつろぐ場所の雰囲気など、「日常の場面」を思い浮かべながらチェックするのがポイントです。
今お使いの家具が置けるか、収納が十分か、コンセントの位置や数、採光・換気のしやすさなども確認しておくと、入居後のギャップを減らせます。住宅情報誌などのチェックリストを活用し、見落としがないように確認していきましょう。