住宅ローンの融資実行日(決済日)になったら、いよいよ残代金決済・所有権移転登記・お引渡し(鍵の受領)を行います。売買代金のお支払いと物件のお引渡しは、取引の安全のため同日・同タイミングで進めるのが一般的です。
残代金の支払い(決済)
一般的には、買主様のローン借入先となる金融機関(またはその応接室等)に、買主様・売主様・不動産会社・司法書士などの関係者が集まり、当日の手続きを行います。司法書士が登記に必要な書類・情報を確認し、問題がないことを確認したうえで、残代金等の支払いに進みます。
当日は、残代金のほか、固定資産税等の清算金、マンションの場合は管理費等の清算金、登記費用、仲介手数料の残額など、複数の精算が発生します。お支払い方法は銀行振込が一般的ですが、取引内容や金融機関の運用により異なるため、事前に当社より段取りと金額をご案内します。
残金お支払い時に買主様にご用意(ご準備)いただくもの
- 残代金(売買代金から手付金・内金を差し引いた額。ローン分は当日融資実行、自己資金分がある場合は事前に送金準備)
- 固定資産税・都市計画税などの清算金(契約で定めた起算日・日割計算に基づく)
- 管理費・修繕積立金などの清算金(マンション等。引渡し日基準で日割精算が一般的)
- 登記費用(登録免許税+司法書士報酬 等)
- 仲介手数料の残額
- 本人確認書類(運転免許証等)
- 印鑑(実印)(ローン利用時など必要な場合)
- 印鑑証明書(抵当権設定登記等で必要な場合)
- 住民票(所有権移転登記で必要な場合)
公租公課(固定資産税・都市計画税など)を精算
固定資産税・都市計画税などは、売主様・買主様の公平のため、引渡し日を基準に日割りで清算するのが一般的です。なお、日割精算の起算日(1月1日/4月1日など)は地域の慣行や契約条項により異なるため、売買契約書の定めに従って清算します。
諸費用の支払い(登記費用・ローン費用など)
登記費用(登録免許税・司法書士報酬等)や、金融機関の手数料等(必要な場合)を支払います。費用の内訳やお支払い先は取引内容により異なるため、事前に精算表などで確認しながら進めます。
仲介手数料の支払い
仲介手数料は、売買契約時と決済時に分けてお支払いいただくケースが多いです(支払時期・方法は媒介契約や取引条件によります)。
所有権移転登記(ローン利用時は抵当権設定登記も)
残代金決済の場で、司法書士が所有権移転登記に必要な書類等を確認し、登記申請の手続きを進めます。住宅ローンをご利用の場合は、あわせて抵当権設定登記を行うのが一般的です。
また、売主様側に既存の抵当権等が残っている場合は、決済と同時にローン完済・抹消手続きを行い、買主様の所有権行使の妨げとなる負担を解消して引き渡す流れになります。
引き渡し(鍵・書類の受領)
残代金のお支払いと必要な手続きが完了したら、いよいよ物件のお引渡しです。売主様から鍵や、引き継ぎ書類(例:保証書・取扱説明書、管理規約等)を受け取り、最終確認として「引渡確認書(売買完了確認書等)」に買主様・売主様が署名・押印して、売買契約の手続きが完結します。
なお、リフォーム工事は原則としてお引渡し後(鍵の受領後)に着手します。工事の開始時期について個別の調整が必要な場合は、事前に当社へご相談ください。